思いつくままの 俳句たち

題名は、五七五、季語はあったりなかったり。ただ思いつくままに言葉で表現してみたい。

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

共にせむ 最後の夜空 朧月

長年苦楽を共にした愛車。今日が一緒に過ごす最後の夜。ただ過ごすのももったいない。最後の夜はやはりクルマキャンプだろう。今日は残念ながら雨。閏年の月末。車内から夜空を見上げると、雨の止んだ夜空にお月さんがでていた。 画像はイメージです(笑)同じ…

白い息 今日も薄水色の空

いつもの満員電車を降りて地上に出る。寒い。吐く息は白く。冬の薄水色の空はいつものように澄んでいた。日常を日常と感じられることが、日常なんだな。

風に舞い 水面の空に もぐる湯気

ひとり露天風呂につかってるときに想っていた句。冬です。湯気ね。風に揺られて水面を滑る湯気。ふっ、、と、風が止むと湯気が起つ。蒼空の映る水面には湯気も映ってて、さながら立ち上る湯気はお湯の中に潜っていく様。水面を滑る湯気の様子はなかなかうま…

白い空 切り取る枯れ木 風の道

曇って風のある冷え込む日。枯れ立木が空を切り取っているようだった。 そこを風が、通っていった。季語は枯れ木、冬。

人ごみに ふと振り返る あの香り

好きだったあの人の香り、人ごみでふと同じ香り。 思わず振り返る、けれど当然あの人はいない。 ずいぶん前に、香り、をお題に一句。と言われて出た句。 季語は香り、でたしか夏。