思いつくままの 俳句たち

題名は、五七五、季語はあったりなかったり。ただ思いつくままに言葉で表現してみたい。

愛でるべき 景色ワインも この刹那

朝、彼女がわー!起きて起きて!というので出てみるとなんとも幻想的な雲がかかっていた。 おおー、と思って一歩窓に近づいたら 夜明けのスーパームーンが飛び込んできた!! 今度は私がトイレに行ってた彼女を呼ぶ番だった。

眼を癒す 車窓の街路樹 色づきて

満員電車の中、窓の向こうで美しく紅葉する街路樹に癒される。 ふと思うと、それに気がついている人はどのくらい居るんだろう? そんな感性を忘れたら、どんどんこころが疲弊していくんだろうなぁ、、

そしてまた 家路をたどる 三時間

静かな闇に待つバス停の明かりは、なんだかとても侘しく、しかし暖かい。 時間通りにこないのも、決まっていることなのだ。 今夜はおでんだよとヨメからのメッセージにまたじんわりと心があたたまる。

油蝉 あわせて響く ホーホケキョ

もう7月ですが(笑)この子いつまでホケキョケ鳴くんだろう?

改めて 思う彼女の 奥深さ

パートナーと、パートナーの後輩、その彼氏と言う四人で飲みに行った。そのときに見せた彼女の社交性。普段の彼女からは想像できない笑顔。それは、明らかに不自然さをわずかに残した笑顔だった。そうか、こんなこともできるんだなぁと、ほとほと感心。やっ…

なんでかな 外より寒い 家の中

愛する彼女が突然こんな俳句を送ってきた。そっちは寒いのか、こっちは雨んなか汗だくで仕事だったよ!で、汗だくで 仕事終わりの 雨の中 と返してみた。すると雨つたう 心もしみる 冷たさや とのお返事。なんだかよくわからないけど彼女からのメッセージは…

暗灯に 映さる泡の 大音量

暗い明かりの中、ちょっと気分も沈んでなぜか眠れない。寝酒にと思ってビールをグラスに注ぐとその泡のはじける音が予想以上に大きくて隣人を起こしやしないかと慌て驚く。そんな二人のはずの一人の夜。

夕涼み グラスのワイン 月明かり

昨日は月はでてなかったのだけれどもね。一昨日は明るい月がでてたなぁ…ベランダの椅子で、暑かった一日のことを語らう。いいことも悪いことも、おいしいワインは超越し、飲み込ませてくれる。うまいワインに感謝。

都会では 誰も月など 見上げない

飲んでふらふら帰り道ふと見上げれば半円のああいい感じと立ち止まるつい追い越したさっきの人がじゃまだといわぬばかりに過ぎゆく携帯出して一枚撮ってこれで一句と思いつくそしてまた自分も目線を落として人の流れに身を任せていく。

お仕事の 向こうで誘う 青い空 

正直、仕事なんかしてられるかー!ヽ(゚Д゚)ノという気分(笑)

いい日だのどかだビールを飲もう!

五七五にすらなっていない。俳句とも呼べず、川柳ですらなく(笑)ま、いーんじゃないですか?こんな時も(笑)

こころ満つ 雨中の桜の 味わいも

気持ちが満たされてるときはどんなものでも美しいなぁとかいいなぁとか思えるもので...雨が降ってても桜にしたたる雨の滴にいいなぁなんて思ってしまったり。しあわせボケしないように気を付けないと(笑)

静けさを 高らかに裂く ホーホケキョ(笑)

我が家は東京ながら窓の外の風景は自然がいっぱい。ホーホケキョと間のヌケた句も、なんだかのどかすぎてぽやーんとしたノウミソからはちょうどよいのかも(笑)

そろそろと 時機をうかがう 若侍

今年の桜は開花してから満開までが長いそうな。満開、行ってもいいかな?どうかな?まだ寒いかな?とそろりそろりと咲いていく。はて、季語、ないな?しかも字余りだし。若桜、にすれば季語になるし字数もおさまるのだけど、なんとなく、若い血潮を表現した…

献立を 思いつ帰る 春の道

生活も変わって、家で晩ご飯を作ることが増えた。これを幸せと言わずしてなんと言おうか。ねぇ。

露天湯の 陽も陰るほど 滔々と

思えばこうして俳句を想うときは、旅先の露天風呂につかってるときが多い。そんなことをゆっくり考え、俳句や歌なんて練っていられる時間を持てること、それはとても幸せなことだ。想いは湧き出る源泉の様に後から後から浮かび上がる。隠れた下の句は、今日…

共にせむ 最後の夜空 朧月

長年苦楽を共にした愛車。今日が一緒に過ごす最後の夜。ただ過ごすのももったいない。最後の夜はやはりクルマキャンプだろう。今日は残念ながら雨。閏年の月末。車内から夜空を見上げると、雨の止んだ夜空にお月さんがでていた。 画像はイメージです(笑)同じ…

白い息 今日も薄水色の空

いつもの満員電車を降りて地上に出る。寒い。吐く息は白く。冬の薄水色の空はいつものように澄んでいた。日常を日常と感じられることが、日常なんだな。

風に舞い 水面の空に もぐる湯気

ひとり露天風呂につかってるときに想っていた句。冬です。湯気ね。風に揺られて水面を滑る湯気。ふっ、、と、風が止むと湯気が起つ。蒼空の映る水面には湯気も映ってて、さながら立ち上る湯気はお湯の中に潜っていく様。水面を滑る湯気の様子はなかなかうま…

白い空 切り取る枯れ木 風の道

曇って風のある冷え込む日。枯れ立木が空を切り取っているようだった。 そこを風が、通っていった。季語は枯れ木、冬。

人ごみに ふと振り返る あの香り

好きだったあの人の香り、人ごみでふと同じ香り。 思わず振り返る、けれど当然あの人はいない。 ずいぶん前に、香り、をお題に一句。と言われて出た句。 季語は香り、でたしか夏。