思いつくままの 俳句たち

題名は、五七五、季語はあったりなかったり。ただ思いつくままに言葉で表現してみたい。

露天湯の 陽も陰るほど 滔々と

思えばこうして俳句を想うときは、旅先の露天風呂につかってるときが多い。

そんなことをゆっくり考え、俳句や歌なんて練っていられる時間を持てること、それはとても幸せなことだ。

想いは湧き出る源泉の様に後から後から浮かび上がる。
隠れた下の句は、

今日も今日とて 彼の人を想う

こんな感じだった。

共にせむ 最後の夜空 朧月

長年苦楽を共にした愛車。
今日が一緒に過ごす最後の夜。

ただ過ごすのももったいない。
最後の夜はやはりクルマキャンプだろう。

今日は残念ながら雨。
閏年の月末。

車内から夜空を見上げると、雨の止んだ夜空にお月さんがでていた。 



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画像はイメージです(笑)
同じ様な気持ちで数日前にクルマキャンプに行ったときの写真なので、朧月ではないんですなー

風に舞い 水面の空に もぐる湯気

ひとり露天風呂につかってるときに想っていた句。

冬です。湯気ね。
風に揺られて水面を滑る湯気。
ふっ、、と、風が止むと湯気が起つ。

蒼空の映る水面には湯気も映ってて、さながら立ち上る湯気はお湯の中に潜っていく様。

水面を滑る湯気の様子はなかなかうまく表現できてはない、けどいくつか練った中では一番うまく表現できたかな?

人ごみに ふと振り返る あの香り

 好きだったあの人の香り、人ごみでふと同じ香り。

 思わず振り返る、けれど当然あの人はいない。

 

 ずいぶん前に、香り、をお題に一句。と言われて出た句。

 季語は香り、でたしか夏。